●NATIONAL GEOGRAPHIC 8月号
特集記事『次世代を担うエネルギー』
太陽光発電:
将来は、発電量1Wの半導体シートを、なんと50セントで商品化することを目指している企業があるんだって!すげー。
太陽光発電が一般家庭へ普及するためには、イニシャルコストの高さがとてもネックだ。今のところ、電力量あたり必要コストの単純比較で、太陽光発電は風力発電の4倍ほどもかかるらしい!
そんなに安く出来るようになったら、住宅1戸に5kW分ぐらい標準装備したい。
見積書を引っ張りだして計算してみたら、2002年に施工したik邸の太陽電池モジュールが1Wあたり3万円だった。パワーコンディショナーや取付け施工費は別で。
待ち遠しいなあ、これは。
風力発電:
EUがなんと言っても先進的な取り組みをしている。なかでもデンマークは電気需要の20%を風力発電でまかなっているんだそうだ。
太陽光もそうだけど、風力発電も分散型で普及していく可能性がある。家庭やコミュニティで自前の発電が出来るということだ。インフラの整わない地域の救世主になるだけじゃなく、どこかの田舎に原子力発電所を建設して延々と大都市まで送電線経由で送るなんてロスの多いナンセンスなことを減らせればとても良いではないか♪
バイオマスエネルギー:
バイオマスと言えば、ドイツ!バイオディーゼルの車って日本にはまだ普及しないの?どうしてだろう??あ、そうか。土地がいるんでした。広大なトウモロコシ畑とか。でも、揚げ物の廃油でも車は走る。選択肢が多いのは楽しい。
一方、生ゴミからメタンガスを取り出す試みに関連して、愛知万博の取り組みが紹介されていて面白い。会場のレストランで出る生ゴミが毎日4トン、それを会場内のプラントに運びメタンを生成、そこから水素を取り出して燃料電池で電力と熱を得ているのだって。その電力がやっとこさ80kWだって。
水素エネルギーによる燃料電池:
水素を取り出す時点で既に大量のCO2を排出してしまうのが現状だけれど、再生可能エネルギーの普及が進んでくればきっと解消できる。車よりは、家庭用燃料電池コージェネレーションシステムが先に普及しそうだとか。これもわりと待ち遠しい。モニター利用が始まっているようなので、東京ガスや松下電器の情報をチェックしよう!
原子力発電:
ウランは実はあと50年ぐらいで枯渇するとみられているんだって。で、使用済み核燃料からプルトニウムとウランの燃え残りを回収する研究が進んでいるのだそうだ。
安全面での不安も徐々に解消されていくのかもしれない。でもやっぱり拒絶反応はあるのだ。実際、事故が起こるし。普及しているだけに、アラも目立つ。
Comments