麦ノ助 n o t e s

軽井沢の酢重ギャラリーで開催していた『田嶋健木版画作品展』に行った。今回の帰省の目的はかなりコレだったからね、真っ先に行きました。

期待を裏切らない充実の作品群、いやいや期待を裏切らないどころか、期待を大きく上回るすばらしい作品群でした。ひとつひとつ、「ウマいなー構図もモチーフも描写もウマいなー」とうなりながら鑑賞して参りました。いやはや参りました。

象の「はなシャワー」という作品がお気に入り。かき氷みたいなシャワーが気持ち良さそうだ。なんだか愉快そうな象も良い。このタコも。あと、キリンも馬も良かったな。小品もみんな素敵だった。

みんなちょっとずつユーモラスで、でも生真面目な感じもあるし、そういうバランス感がすごくわたしにはしっくりとして好きだと思えるのでした。

母はタコの絵を玄関におきたいそうです。キスしてるみたいでいいでしょ、だって。ほんとだ。それならわたしのウチの玄関はこっちの馬にしようかなぁ。ぬーっと首を出してコンニチハって言ってそうにも見えるし、サヨナラって言ってるようにも見えるし、なんかいい。と買ってもないくせに勝手に想像。


「やあ、フジくん暑いだろう？おれシャワーしてやるよ」

ま、シャワーの下はなんだかわからないですけどね。豪快な雰囲気がすてきなので富士山ってことにしてみました。