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2009.02.09 Monday

キャメルのコート

ツーショット?
「母さんのお尻がうつってるから、スリーショットかな」
「そうそう、シリーショットだよね!」
「・・・・・・」
「なんちゃって♪」


「ラクダのももひき」に代表されるラクダの肌着類ってずっと「ラクダ色の」ってだけの意味だと思っていた。漂白や染色の技術が今ほど進んでなかった時代の名残りで、ただ肌色に近いので上に白いものを着ても透けにくいということもあって、今でも定番なんだぐらいに思っていた。だから「ラクダの〜」ってのは、「古くさい」とか、かわいさよりも実をとるという意味あいで「お年寄りの」というイメージを喚起するアイテムなんだと思っていた。

ところが「ラクダの〜」ってのはラクダの毛製品ってことだったんですね。羊の毛よりも保温性や透湿性が高く、貴重だったのでラクダの肌着は高級品だった。そういう意味で、しっかり稼いだ年配の人がようやく身につけることが出来る快適でリッチなアイテムだったのです。
「お年寄り」イメージにたどり着いているとはいえ、肝心の「ラクダの毛」も「高級品」も抜けているのではお話しになりません。

ラクダの毛は染料に染まりにくいため、ウールみたいにカラフルな製品が作られずに、あの独特のラクダ色の製品になったようです。

キャメルのコートというのがあるけれど、流行に関係なく常にあのラクダ色のコートが定番として存在することが長年の疑問でしたが、その疑問もこれですっきりです。すっきりしてみるとこんどは逆に、「アルパカのセーター」は疑うことなく「アルパカの毛で編んだセーター」だし、「カシミアのショール」は疑うことなく「カシミアヤギの毛で織ったショール」だし、「ミンクのコート」は疑うことなく「ミンクの毛皮で仕立てたコート」だし、「ウールのジャケット」は「羊の毛織物で仕立てたジャケット」だって認識してるのに、「キャメルのコート」をなんで今まで「ラクダの毛織物のコート」だって思わなかったのか、「ラクダのももひき」をなんで「ラクダの毛の編み地で仕立てたももひき」だと思わなかったのか、我ながらとても不思議です。恥ずかしや。

アイロンのみるゆめ3

Comments

この版画スゴいですね
版画!そうか〜!! これじつは版画じゃないんですぅ。
ひとこま漫画のつもりが無駄に連載してみました・・^^;
でもいいアイデア!このラフな感じで消しゴムはんことか挑戦してみようかな。
僕もゴム版画か何かだと思ってました。
あと携帯絵本も増えてるね〜
実家はみんな多分Softbankだったから、帰った時に見れば良かったなあ。
あ、タカハシくんもそう思った?!そういわれると、なおさら版画にしたくなってくるなぁ。ちなみにフォトショップです☆
携帯絵本、せめて3作は投稿しようと始めたのだけど、最近はまとまって時間がとれなくて新作が出来ません...。いつか見てもらえるチャンスがきますように♪(自分もまだ見れてないヨ..)

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