麦ノ助 n o t e s

●7月18日（日）
そうそう、たしかとんでもない目にあった話。夜、ぼくは父ちゃんと男二人の楽しいお留守番をしてたんだ。だけどミルクをちょっと飲んだら具合が悪くなって、病院にいくはめになったんだよ。じっさいにはタクシーで病院に着いた時にはもうずいぶん良くなってたんだけどね。ぼくも父ちゃんも母ちゃんも、初めてのことだったからロウバイしたんだ。ロウバイって言葉の使い方、あってる？


●7月20日（火）
騒動から一夜明けて、ぼくはすっかり元気だった。そして次の日、ぼくはいつもの病院に行って血の検査を受けた。そのあとぼくは一日中ご機嫌ななめちゃんでした。痛いのより何より、血を採られるってすっごく疲れるんだ。

●7月22日（木）
毎日暑さであまりお外に出られない。ぼくはぼくのお部屋の障子にぼく専用の窓をせっせと開けたんだ。これでお外を眺めることが出来るよ。でもブロック塀しか見えないなんて、ひどすぎる。スズメかネコが通ればいいのに。カタツムリでもいい。

●7月23日（金）
佐久の家族がぼくに会いにきてくれた。またまたプレゼントをたくさんもらったんだよ。立って遊ぶおもちゃもあったからぼくは張り切って、ますますハイハイの練習をがんばるです。ぼくの部屋には昨日エアコンが付くはずだったんだけど、宅配便の手違いで届かなかったんだ。信州からきたみんなにはちょっと過酷なぼくのお部屋だった。みんなが帰ったあとにやっとエアコンがついたよ。涼しくてうるさい。


●7月25日（日）
夕方、父ちゃんと母ちゃんたちのバンドが伏見区の藤城夏祭りで演奏した。父ちゃんはぼくと一緒に見学した。ぼくはコレちゃんに抱っこしてもらったよ。カミナリがごろごろしてスリリングなステージだったね。ぼくはバンドのみんなにうんといっぱい遊んでもらったんだ。ぼくは大きくなったらなにを演奏するのかって聞かれるんだけど、おしゃべりができるようになったら答えられるように考えておこうとおもう。