麦ノ助 n o t e s

先日、鎌倉市役所の前のベンチでお昼ご飯を食べていたら、食べかけのカレーパンをトンビにさらわれました。こりゃまたずいぶん高いのにちっこいカレーパンだよなあなどとぼんやり考えながら一口食べて、これじゃあ２口で食べ終わっちゃうなあと思いながらぼさっとよそ見をしたそのすきでした。カレーパン色の大きな物体がぶわっと顔の横をかすめて、指先に軽い衝撃が。そして持っていたはずのカレーパンの残り半分がない！カレーパンの入っていた袋ごときれいさっぱり。ないないなーい！！



ショック。何がショックって高級カレーパンを半分とられたことより、トンビごときにつけ入られるほど食事中の自分がすきだらけだったってこと（そうは言ってもトンビはタカ科、立派な猛禽類ですが）と、状況を理解した直後、ひとつ後ろのベンチに座っていた老夫婦の方を見やって、獲物を獲り損ねた猫が慌てて毛繕いするみたいにバツの悪さをごまかそうと「いやあ参りました、ははは」みたいな顔をしようと思ったら、彼らがまったくそんな出来事に気づいてなかったことです。老夫婦どころか周りにいた誰一人気づいてないでやんの！くぅーーー。ねえちゃん、そらあかんわ。こんなところでぼさーとカレーパン食うとったら、そらトンビにドウゾ〜言うてるようなもんやで、と間髪入れず誰かに笑ってほしかった。って鎌倉だけどナー。

あとで見かけた張り紙▽

あとで聞いた話によると、鎌倉では珍しくもなんともないことのようでしたよ。今度から気をつけまーす。