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2008.05.12 Monday

まっくろちゃん(追記アリ)

わたしが高校3年のクリスマスの翌日の大雪の日に、わが家のまっくろちゃんはやってきました。
ひどくかすれた声でニャーニャー、いやガーコガーコとしきりにウチの庭で鳴いていて、わたしと妹と母は野良猫嫌いの父の顔色をうかがっていましたが、やがて「庭で死なれても困るから」の父の一声で、待ちかねたわたしたちがドアを開けると、トコトコトコトコって玄関に入ってきた。全身真っ黒の子猫でした。

父には「雪がやむまで」とか「一晩だけ」なんて言ってましたが、その猫はわが家で子供を産んで子供を育てておばあさんになって死にました。死んだのはわたしが東京の設計事務所に2週間の研修に行っていた時で、携帯に母がメールで知らせてくれました。
『じゃりンこチエ』の“お母はん”にあやかってヨシエと名付けましたが、独特のだみ声からいつもにゃごにゃごとよばれていました。親からちゃんと教わったわけでもないだろうと思うのだけれど、ハンティングがとても上手でした。それに子育てもとても上手だったんじゃないかな。子供たちも孫たちもなかなかりっぱな猫だったから。
ま、そんな思い出ばなしです。


久しぶりに絵本を一冊買いました。


まっくろちゃん/こいわいさとこ作 (*画像は7andYにリンクしています)

近所のコミュニティセンターの中にある図書館で見かけてすごく気に入ったのですが、出版元が新風舎だったのでもう増刷されないかもしれないと思って、慌ててネットの書店を探しまわりました。
Amazon他その時思いついたいくつかの大手の本屋さんのウェブショップで品切れで、あきらめかけていた時、7andYブックスで手に入れることができました。

さてさて、絵本のまっくろちゃんは上手にハンティングできるかな?
そういえば、今の家に引越してきて1年目の夏にくらべると、猫一家がやってきてからの2年目の夏は、ゴッキーズを見かける回数が少なかったように思います。ニャアたち食ってやがるんかな。ぜってー食ってるよな・・・。


☆追記(ゴッキーズに関して)
どうやら食ってはいないらしい。
じつは、昨日このブログをアップした後でちょっと気になって動物行動学者の日高敏隆氏の著書『ネコたちをめぐる世界』を確認してみたら、そう書いてありました。ネコがネズミや鳥をハンティングして食べるのに対し、モグラなどの食虫類を捕まえて持ち帰ってくる行動を記述するところで、
カエル、トカゲ、ヘビ、ゴキブリ、ガといった獲物に対しても、ネコたちは食虫類に対するのとほぼ同じように振る舞う。捕えて殺し、あるいは捕えて遊びはするけれども、まず食べることはしない。(引用)

のだそうだ。
というわけで、ほんまかなあと思いつつもほっとしたような。にゃんにゃん。

☆Amazonリンク
ネコたちをめぐる世界 (小学館ライブラリー)/日高敏隆 

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