麦ノ助 n o t e s

最近めちゃツボだったのは、5月25日放送のテレビ朝日の「題名のない音楽会」です。あーもーめっちゃ笑わせていただきました。佐渡裕が案内人で、この回は素人の応募者が1分だけオーケストラの指揮を務める、という企画『第3回振ってみまSHOW』（もう3回目なんだー！初めて見たョ...）だったんですが、この素人さんたちがもうそろいもそろってすごい。


応募者は素人と言ってもそれなりにクラシック音楽に造詣の深い面々なのです、当然ながら。家族でバイオリンが趣味だったり、幼少のころからピアノの教育を受けていたり。でも実生活では全く畑違いの仕事に就いていたり、あるいはまだ小学生だったりするのです。そんな彼らですが、オーケストラを指揮することに対する思い入れ、情熱みたいなものがものすごいわけです。で、日頃家族に隠れてこっそりと菜箸かなんかを振っていたりするわけです。
そんな人たちが満席のホールの中プロのオーケストラの前に立ち、チャンス到来！！！！！と全力で指揮棒を振る、生涯一度の1分勝負。
それがどんな風かというと、必死さあまって滑稽なほどなんです。もちろんカッコイイという意味です。おもしろい。観ていてじつに気分がスカッとしました。マニアックになれる趣味って最高だなと思います。そしてここぞというときに滑稽なほど必死になれるというのは最強です。みなさん一様にとても興奮してらっしゃいましたが観てるほうも興奮するワヨ。
いや〜、わらったわらった。録画だからもう一回観よ〜っと。

で、番組の最後に知ったんだけど、この企画は5月25日と6月1日の2回シリーズだった。わたしが観たのは前後編の前編だったのだけれど、後編は録画の予約忘れで観れませんでした。はー残念。観たかったなあ。ちなみに後編では大柴亨も振ったって。レッグスが震えてナーバスになったそうな（cf.『TOGETHER』）。とってもエキサイトしたんでしょうネ！