麦ノ助 n o t e s

ズイキの酢漬けです。
ズイキって売っているのはよく見るけれど、どうやって料理するのか知らなかったし、じつはその正体も知りませんでした。里芋の葉柄なんだそうだ。

切った断面を見るとなんだかすかすかのスポンジみたいですが、こうやって調理してみればシャクシャクの歯ごたえがユニークで楽しい食べ物です。味の方はというと、ズイキ自体の味はあまり主張がなくて、スポンジなだけあって酢をたっぷり含んだお酢味、食べるお酢と言っても良いかもです。つまり何味にも染まるってことで味付けの腕次第？そういうの困るんだよなあ。。煮物にも良いそうです。

生の時は赤紫色をしていて、皮を剥いて茹でてみると、灰汁が抜けてお湯は赤黒く、ズイキ自体は淡い緑色に変色しました。それからお酢に浸けたら、ふわ〜っと写真のようなピンク色に変わりました。酸で赤くなるあたり、リトマス試験紙を思い出します。

ところで、リトマスというのはリトマスゴケという植物から得られる紫の色素なんですって。なるほど、染料なんですね。なんだかズイキを茹でたあとの赤黒いお湯でも何か染められそう、それってもしかしていわゆる草木染め？案外きれいなピンク色に染まるのではないかしらん・・・といつものくだらない妄想タイム。茹で汁は捨てちゃった後ですが。