麦ノ助 n o t e s

田植えで帰省した5月にしんちゃんのおじいさんにあずけてきたジョロキアの苗が見事にたくさん実を付けて軒先に吊るされていました。たまたまホームセンターで苗を見つけたときは忙しくて植える余裕がなかったので、そのまま帰省時に持って行っておじいさんに「世界一辛いってギネスにも載ったらしい唐辛子の苗」とだけ伝えて畑の隅にでも植えてもらえるようにお願いしたのでした。
ハバネロが気温の蓄積が足りないと（つまり高温の日が続かないと）あまり辛くならないという経験から、信州のようなところで育ったジョロキアもさほどの辛さにはならないだろう、と踏んでいたのだが・・・。

おじいさんの農協のお仲間がひとり挑戦して「とーても食えたもんじゃねえ」と言っていたそうで、わたしたちも干してあった枝から実を3個だけもらって帰ってきました。色も形も眺める分にはなかなか良いものです。が、やはり食べてみないわけにはいきません。せっかく苗を見つけて買いプロの手で育てていただいて、そして収穫できちゃったのですから。


手はビニル袋で防備し、種とワタをていねいに取り除きます。しんちゃんがやってくれましたのでわたしは写真を撮ったりして傍観。ハバネロもハラペーニョもそうですが、この種のものを扱うときはビニル手袋をしたほうが無難です。手に汁が付いて痛くなりますが石けんで洗ったぐらいでは落ちず、その手で頭を洗えば頭がヒリヒリだし目なんかこすったものならかなりつらいからです。
それからていねいにみじん切りして、カレーに投入しました。この日のカレーはSBの普通の辛口カレールーを使ったビーフカレー。投入前、みじん切りにした小さな一片を爪楊枝でさして舌の上に乗せてみたところ、口の中にすごい刺激がブワーッときたので噛まずにすぐ吐き出す辛さでした。刻んでいるときはくしゃみが出たり咳き込むこともなく、香りもパプリカに似たさわやかな香りだったのですが。
カレーはルー1箱分の分量にジョロキア1個分入れましたが、ギリギリ食べられる辛さでした。よくわからないけどグリコのLEE20倍とかそんな感じ？今日は茄子やにんじんやタマネギを追加したらずいぶん食べやすくなりました。


こうしてテーブルの上に飾ってあると、まるでホウズキのような愛らしさ。こんにゃろ。