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2009.10.15 Thursday

お裁縫熱飛び火する

真剣!裁縫中


わたしが久御山のイオンの生地屋で安物の綿ニットを物色している時、別のワゴンに積まれていた黒のコーデュロイを見つけたしんちゃんが、自分用の帽子を作りました。長年いつかいつかと思ってはいたようだけれどここへ来て火がついたみたいで、生地を買ったあとはその昔わたしに手縫いで作ってプレゼントしてくれた帽子から型紙を起こしたり、四条のノムラテーラーにも出かけてベルト芯やらテープやら必要なものを買いそろえ、いよいよミシンに向かうのでした。

ミシンを触るのは久しぶりみたいだったけど、糸の掛け方とかってちゃんと覚えているものだ。じつはこのミシンは元々しんちゃんのもので、今でこそわたしが使うことの方が多いけれど、学生の頃に中古で買ったものだそうだ。今では縫い目もトビトビできれいに縫えなくなっているけれど、それなりな感じで活躍しています。車の運転の仕方とかもそうだけど、ブランクがあっても感覚的に扱い方がスッと思い出せるのはこういうちょっとアナログなメカのいいところだなあと思います。話がそれた。


今回の型紙の元になった“その昔手縫いでこしらえてくれた帽子”というのが、ビートルズ時代のジョン・レノンがかぶっている帽子のコピーモデル?を参考に見よう見まねで作ったというもので、もちろん帽子作りのイロハも知らなければ分解して調べてみたというのでもなかったのだけれど、でもコレがなかなか良く出来ていた。じつはわたしにはほんのちょっぴり大きかったのだけど、大切にとってあったのでした。

それにしてもこの新しい帽子、すごく良く出来ていて感心してしまいました。裏地とかベルトとか手を抜かないところがこだわりというか執念に近いものを感じて、こういうところはマネできないなあと思います。本人的にはちょっと歪んでるとかって気にしてましたけどいいんではないかい。せっかく型紙も作ったことなので(ここだけわたしも手伝った。と言ってもCADで清書しただけですが)ジャンジャンジャンジャン納得いくまでいくつでも作ったら良いと思います。なーんて、そんなに同じ帽子ばかり普通はいらないとは思うし、ほんまに同じ帽子ばっかりいくつもいくつも作っていたら、「おまえさんは帽子ばっか作ってねーで赤ん坊のおしめでも縫っとくれ」と言い出すに違いないわたしですけれど。

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