麦ノ助 n o t e s

屋根と樋の掃除のあと、水を流して勾配をチェック

夜は幸か不幸か大雨が降って、雨漏りの箇所を確認することが出来ました。アトリエ北側が何しろひどくて壁の石膏ボードが真っ黒に黴びている上に、ぽたぽたと水が滴っていました。

翌朝はすっかり晴れてよい天気。初冠雪の浅間山が青空に映えてめちゃきれい。
さっそく屋根の上にあがってみました。屋根の上には、東京から疎開中の猫やら野生の猿やらの落とし物がそこら中で強烈な匂いを放っていてこのやろうと思いましたが、もうこの際なのでむりやり晴れやかな気持ちになって掃除することにします。
北側の屋根は、思った以上に傷みが激しかった。軒先はかなり水が回っていたらしくて（軒下から見ても明らかだったけれど）、瓦棒の芯木も野地板もぐさぐさ。屋根材のカラー鉄板も全体に白く変色してブワついている上に、あちこちサビと樹のヤニで汚れているし、所々穴もあいていました。
樋には積年の落ち葉がすっかり真っ黒な土に変化したものと白い火山灰がビッチリと詰まってます。

せっせと落ち葉やらナニやらを掃いて、樋の泥をかき出して、水を撒きながらデッキブラシをかけて、樋受け金具の足りないところに金物を取付けて、瓦棒の浮いたところを釘で止めて、トタンの穴にコーキングをする。

状態によっては塗り直しで済ませようかとも考えていたけれど、この様子ではやっぱり葺き替えるべきだと思い、この家を建てた時にお世話になった横田銅器さんに現状の確認と見積をお願いした。

アトリエの雨漏りは、はっきりとは原因が分かりません。わからないけれど、古い煙突穴の周りの板金がめくれ上がっていたのでそこは直しておくこと。煙突パーツを取り外して平らに直し、水上側のトタンもきれいに押さえ直しました。ってこれ進ちゃんがやってくれたんですけれども。

それから母屋南側の屋根とベランダも掃除する。南側の屋根は北側に比べるとかなりマシなので、洗ってサビを落として塗り直すことにしました。