麦ノ助 n o t e s

コクゾウムシを飼っています。


田舎からもらってきた玄米の米袋からちまちまと捕獲したコクゾウムシを、最初は洗剤液に落としてナンマイダしてたんだけど、なにかのはずみで佃煮かなにかが入っていた小さな瓶に閉じ込めることになって、せっかくなので観察がてら餌用の玄米も少しいれておいてみたのでした。ざっと50〜60匹ぐらいいるんじゃないかしらと思います。ただ瓶に入れて、台所の東向きの窓の窓台のところにおいてあります。はじめのうちは酸欠になるんじゃないかと心配して時々瓶のフタを開けてやったりしましたが、今ではすっかり放置状態です。別にインテリアとして素敵なもんでもありません。かれこれ4ヶ月ほどになるかしら、瓶に入れてから。ちゃんと生きて、せっせと玄米を掘っているようです。
このあいだ、朝日がさしこんで暖かかった朝、洗い物をしながらふとコクゾウの瓶を見ると何組ものカップルがマウンティング状態で狭い瓶の中をお散歩してました。こんなに過密で食糧難が予想される劣悪な環境でも繁殖するものなのネと思いました。そのむかし、実家で飼っていた金魚が過密状態に耐えきれずに次々と水槽から飛び出したことを思い出しながら、朝日の中のコクゾウ君たちを眺めていました。

さっき調べたらコクゾウの成虫の寿命は3,4ヶ月らしい。そろそろココロの準備が必要かな。春だ！青春だ！って感じだったのにね。