麦ノ助 n o t e s

奈良市某所にあるタコ型遊具。今ではわりとめずらしくなった人研ぎの遊具です。子供たちに大・大・大人気。キッチにはまだ無理だろうなあと思っていたのですが、お目当てのアスレチック風の遊具がリニューアル直後の芝生養生中で立ち入り禁止だったので、やむなく様子見に近寄ってみました。ところがこれを見たキッチの心に火がついちゃった。危ないよと制する大人の声は彼の耳に届かず。ニッコニコで突進、足もとつるつるすべってても気持ちだけは前へ。
もうちょっと大きい子供向けのスケールなのでひとりでは登れないし、かといって大人のわたしが一緒にもぐっていって14キロのお尻を押したり足場になるにもなかなか厳しい環境。もちろんしましたけど。なまったカラダに鞭打って。
タコさんはひんやりすべすべお肌で頬ずりしたくなるぐらい気持ちよかった。今ではこの人研ぎ仕上げをしようという職人さんが少なく、手間（つまり費用）がかかるため貴重です。タコさんどうぞ長生きで。


追記です。
「人研ぎ」に反応してくださった方が意外に多くて嬉しく（昭和育ちには共通のノスタルジーな感覚がありますよねー^^）、人研ぎのタコ遊具について少し検索をしてみましたら、『滑り台保存館』というサイトが素晴らしかったです。その中に「タコの山（正式名称だそうです）」のページがあって、なんと全国「タコの山」設置リストもありましたし、さらに充実のタコの山（石の山）indexのリンクもあって見事です。タコ・タコ・タコ！
わたしたちが遊びに行った公園もその中にありました。奈良の大渕池公園です。おそらくmaccoちゃんのコメントにあった公園も〜。

そして、タコの山のメーカー、前田環境美術株式会社より「タコの山のすべり台」。含蓄あるエッセイです。タコになる前のプレイスカルプチャーなかなかかっこ良いです。