長野県の東部に位置する標高約1,000mの森林の中にある宅地に計画した住宅です。事情があって建築は実現しませんでしたが、実施設計に至った第2案を掲載します。
一人暮らしの女性のための住宅ですが、大型犬と暮らし、留守にすることが比較的多いこと、趣味であるピアノの演奏と大きいサイズの絵画を飾ることが出来ること、海外に留学する子どもたちが友人を連れて帰省し長期滞在できることが前提となりました。また、将来高齢な両親または父母のいずれかと同居することになった場合に介護・介助がしやすいことも重要な条件となりました。
ユーティリティは、洗濯・物干し場であるとともに大型犬の世話をしたり休ませる場所として、テラスとキッチンに接続させて計画しました。リビングの一角のピアノ室は必要の際には障子で仕切って個室とすることができるよう、また介護ベッドや用品類に対応できる広さとクロゼットを確保しました。家族室や浴室を南側の広い庭に面した開放的な空間とするとともに、個室は室数・配置・面積において様々な事情に対応できるように留意しました。