年末年始の某日、たまたまテレビでオードリー・ヘプバーン主演のミュージカル映画の『マイ・フェア・レディ』をやっており、途中からだったけれどなんとなく観はじめたらおもしろくなってきて最後まで観た。さすがに古臭さはあるものの、それを差し引いても随所にあるぷっと笑えるようなシーンがあるし、男尊女卑なだけでなく道徳観のタガが外れたような、それでいて自分は道徳観の手本であると信じて疑わないぶっ飛んだ人物として描かれているヒギンズ博士のツッコミどころ満載ぶりも面白いし、もちろんヘプバーンの演技力やキュートさや、華やかな衣装のかっこよさと見応えあった。長い映画で、途中に幕間があるのもなんだか新鮮。
おもしろくないよ〜他のにしようよ〜と文句を言いながら中途半端に途切れ途切れ横で観ていた次男が、翌日遊びながら「ヘ〜ンリ〜ヒギンズッ!」と何かの攻撃か呪文のように叫んでいたのは、ヘンリーヒギンズだけはそこそこ印象に残ったのか。だいぶやばいイタイおじさんだったわけだけど、そのイタイおじさんがヒロインに結局もててしまうあたりは古臭いといえば古臭く(原作からミュージカル化・映画化の際に改変された部分だそう。原作を知らない…)、古き良き何かというよりは「お約束」ってやつでしょうか。