【横丁日記】梅雨の風物詩

庭に植っている紫陽花が今年も咲いた。家の壁の際のところに植っていて軒下であまり雨も当たらないせいなのか、西陽がきついせいなのか、いつもどことなく萎れた感じになっている。剪定の仕方も多分上手くないのだろうけれど、たくさん花穂は付くものの小玉で、それなのに枝が支えきれない感じでクンニャリと項垂れていて、お世話が下手でごめんねと申し訳ない気持ちになる。

今年も父が杏を送ってくれたので、傷まないうちにと慌ててジャムを煮た。蒸し暑い中鍋にはりついて灰汁をせっせとすくい、瓶をぐつぐつ煮て消毒する。この季節の風物詩やね。長男は杏のジャムが特に好きで待ち侘びていた。わたしも大好き。だけど去年の秋に作ったプルーンジャムが残っているからしばらくはお預けだ。