和歌山の海へゴー

春休みもあっというまに終わり、長男は中学校の入学式を迎え、次男も進級して無事に通常モードに入った。
実は、こどもたちの春休み中に一度はどこかへ連れて行かねばなるまい、と思っていて、フェリーに乗りたいなとか本州以外に行きたいとか妄想は色々と膨らんだのだけれど、残念ながら大人には春休みがないのである(頑張って休めばいいのだけれど)。そこで週末を利用して普段はなかなか行けない和歌山へ釣りに行くことにした。

狙っていたのは串本町にある芝キャンプ場だったのだが直前に検索してみると、なんとシーズンオフは利用不可となっておりオープンするのはゴールデンウィークからとのこと。数年前に行った時はトップシーズン以外は無料で利用可能だったのだけれど、方針が変わったよう。ずっと再訪したくて今度こそとあてにしていたのでとても残念だが、他を色々探したり計画を立てる余裕もなく、知人のFacebookで見かけた漁港を目指し車中泊をすることにした。

午前中いっぱい仕事をしたあとぼちぼちと準備を始め、午後3時ごろに出発。途中スーパーで食べ物を買い、夕方暗くなってから目的地の漁港に到着し、かろうじて営業していた釣具店で買い物をしてその日はとりあえず寝る。風が強くて寒い夜だったけれど、翌日には穏やかになるという予報に期待して・・・。
しかし寝袋にくるまっていても夜中じゅう寒くてあまり眠れなかった。時々我慢できなくなってエンジンをかけて暖房をつけたりしながら朝を迎えた。

初めての場所なのでどこに陣取って良いものやらよくわからないけど、とりあえず場所を決めて家族が準備をしそれぞれに釣り糸を垂れ始める横で、わたしは湯を沸かし、まずはチキンラーメンで身体を温める。それからゆっくり飯盒でご飯を炊いたり、コーヒーを入れてのんびりしたり。
果たして予報通り風もおさまって穏やかな日和になった。やったー^^

はじめのうちはめっちゃ小さな赤ちゃん鯖がほとんどだったけれど、最終的にはそこそこサイズのイワシやカサゴがたくさん取れた。カサゴは味噌汁と唐揚げで。アイナメとカワハギとベラは煮付け、あと小さいのはみんな唐揚げに。帰宅した日は次男の誕生日で、たまたま信州から母が訪ねてきてくれたので、誕生日パーティを兼ねてこどもたちの釣った魚も一緒に食べられて楽しかったし、これが憧れた“ガラカブの味噌汁”か〜うまか〜(と言いたかった)、とってもおいしかった。