【しなの日記】夏休み編〜1年ぶりの帰省

夏休みは軽井沢の実家に帰省して過ごした。去年の夏以来の帰省である。
某日、昼過ぎまでお客様との打ち合わせ、帰宅して記録まとめと資料の整理をし、こども達の尻を叩きながら荷造りをして車に積み込み、ガソリン満タンにしてさあ出発。お昼ご飯もすっ飛ばしていたので家族みんな腹ぺっこぺこ。草津サービスエリアは混雑していたので菩提寺で中途半端な時間に昼食をとった。

実家に到着したのは夜の10時も回ってからだったが、すでに、というかまだまだというか、来客で賑やか。集まっているのは皆20代の若者たちである。飲んだり食べたり喋ったり花火をしたりして深夜遅くまで盛り上がっていた。次男はテンション上がって2時までおめめぱっちりであった。わたしも20代の頃にはよく大学の友人を連れて帰省してたなあ、懐かしい。
若者たちがこどもらのことを可愛がってくれるのがうれしい。ちょっと年上のお兄さんお姉さんな友人知人がいることって、思春期を迎える年頃には割と大事なことなんじゃないかと常々思っている。

滞在中は、母の家と父の家を行ったり来たりしながら、こども達は父と体育館でバドミントンをしたり本や漫画を読んだり。わたしはひたすらのんびりするぞと決め込んでいたので、洗濯をしたり掃除をしたりビール飲みながらちょっと料理をするほかは、人込みに出かけることもなく旧軽井沢やアウトレットで買い物をすることもなく。恒例の山歩きには出かけたけれど、6月に怪我をした足で山道はまだ不安なので家族と別行動して池の平の湿原の周りの木道を散歩する。

母はギャラリーの仕事で毎日忙しい。母の夏はいつも。
今年のお盆シーズンは、伊野孝行 個展『狂雲集一休さんの詩の世界』。去年の秋に京田辺の一休寺で開催されていた『一休フェス』の、NHK Eテレの『オトナの一休さん』のイラストレーターの伊野さんです。同じくEテレの日曜美術館にも出演していらしたけれどわたしは見逃してしまって残念。いまや一休さんといえばこの方、という伊野さんである。
前回お会いしたのは2年前だったはず、もう2年も経ったのか・・・ほんまかな、去年じゃないかい?と焦るけど!時間経つのがますます早い。

実家の庭の緑が濃い。
窓から見える庭の緑が好きだ。と言いながら、今年は窓からの写真を撮り忘れてるわ〜。手入れが行き届いているとはたぶん、きっといや絶対、言えないけれど。仕事を持つ多忙な母が一人暮らしでできる範囲で維持している。周囲に手助けしてくれる人があるのかないのか。。帰省すると居間の窓からの眺めがほっとさせてくれるし、この家があってよかったな〜と思う。

一方で、今の住まいのあじろぎ横丁の緑は「とても」手入れが行き届いている。環境も住まい手も成り立ちもまるで違うので比較するようなものではないけれど。あじろぎ横丁の緑はこちらはこちらで気に入っているが、管理をするのに人手もコストも時間もかかるという現実とトレードオフでもある。