【横丁日記】プルーンジャムの鍋をかき混ぜながら頭の中もぐるぐる

こどもの通う小学校でも運動会が終わり、すっかり秋。仕事場から見える柿の木が夏の間にたくさんたくさんつけていた青い実は、気候が合わなかったのかなんなのか若いうちにぼとぼとと大半が落っこちてしまった。ちょうどいくらか残った実が日に日に色づいてきていて、メジロを集めている。
あじろぎ横丁では9月が新年度になっていて、9月と10月の定期総会と臨時総会を経て管理組合の新体制がスタートした。在住3年にして無謀にも理事長になってしまった。大丈夫かなあ、、(と思っているのは本人以上に周りの皆さんであろう)。

とにかく、引き継ぎから臨時総会までの準備の1ヶ月、なんだかんだとやること考えることがたくさんあって、これはなかなかせわしないのだな、とわかりかけてきたところだ。ファイト〜

先日、母が奈良の祖母宅へ行くついでにいつものように寄っていってくれた。母はごっついランクルを駆って信州からひとりやってくる。パワフル母さんである。夏がかきいれどきの軽井沢の人なので、夏が終わって涼しくなるこの季節は疲労のハイシーズンである。背中が固まってツライと言うのでがっつりマッサージをさせていただきましたよ。

母は熟しすぎたプルーンをどっさり抱えてやってきて、麦ちゃんへの指令これジャムにしてね、といってグラニュー糖とレモンも置いていった。せっせとジャムを煮たわたしの三連休。
1回目、タネを取った状態で2kg。残りはタネを除いたら1.7キロになったので、紅玉を300g足して2キロにして煮た。これだけあるとさすがに手持ちのガラス瓶も出払ってしまうな、、。信州は上田の名物飯島商店の季節のジャムの瓶がうちのレギュラー瓶である。


母は、奈良から長野への帰り道また立ち寄ってくれて、わたしの30分力任せマッサージを受けて、父と母の分と言ってひと瓶ずつ持ち帰った。しかしまだめっちゃあるんだが。食べきれるかな?

まずは、ヨーグルト。紅茶に入れても美味しい。

夏前にはあんずのジャムも作った。あんずは父が送ってくれた。生で食べてもパッとしないけどジャムにすると俄然美味しくなるのがあんずである。あのぼやけた味のどこからこの酸味が生まれるのだろう。
プルーンジャムを作ったのは実は初めてで、水分が多くてなかなか煮詰まらずに苦労したのだけれどこれはプルーンが熟しすぎだったからかもしれない。あんずはほどけるように果肉が煮崩れるが、プルーンは特に皮が頑丈でいつまでも残るので、8等分ぐらいに切っておくのが正解かなと思った。根気よく煮詰めていったらこれはなかなかの深みのある美味しさに仕上がり嬉しい。焼いたお肉にも合いそう。

あんずは2つ割にすれば簡単に煮溶けてくれるんである。
これも飯島商店の瓶。

3連休の翌週末がいよいよ理事長になって初の総会で、事前に緊張する余裕もなかったし本番中にパニックって固まるかも〜と笑っていたけど、終始穏やかな進行で助けられた。