【横丁日記】気付くのが遅かったこともあれば、ぎりぎりセーフなこともあり

住居のあるあじろぎ横丁で、去年の10月、入居後3年にして管理組合の理事長に就き、早くも5ヶ月目に入った。はや〜。これからの高齢化に備えてできるだけ組合運営の負担を軽くしていきたい!という思いで奮闘中。奮闘している自覚がある時点で負担をどんどん背負っているのかも、みたいな気がするのはさておくとして、ともかく今はうろうろおろおろしながら要領を掴んでいくしかないと思っている。
去年の夏に小さなひょうたん池を潰すことが決まり、秋にその残務を引き継いでから、いくつかのハードルを超えて相見積もりを取り、ここで臨時総会を開いて施工業者を決定するという段階までこぎつけた。先週はその議案書を作り、配布した。
しかしここで、どうして「臨時」の総会が必要なの?とずっと気になっていたことが明確な疑問形になった。
流されるままに目の前のことに取り組んできて今に至るのだけれど、改めて規約を読み直したり理事のグループLINEでやり取りするうちに整理ができてきて、違う道があったのかもしれないと気がついた。あああーそういうことか!!!なんだもっと簡素化できたんじゃないのー、と思うも後の祭りなので今後に生かすとしよう。

並行して創立40周年のプチ・イベントの準備も進行。コーポラティブ方式で建設され、一団地の住宅地として出発したあじろぎ横丁にとって、今年は40周年の節目なのである。つまり建物も揃って築40年。焦るほどではないにしても着実に老朽化は進行していて、諸々のハードウェアはメンテナンスの手がかかる。そして生活スタイルの変化だけでなく、世代交代や、建物の更新も見据えて、これからの10年にどんな心づもりが必要なのか、組合内部の意思疎通はどうなっていくのか、などなどソフト面での悩みも多い。そんな中での40年の節目である。

それはさておき、先日気になっていた映画の上映がラスト2日に迫っていることに気がついて、慌てて仕事を早くに切り上げて出かけた。『サマー・オブ・ソウル』以来久しぶりの京都シネマへ!前回はJR京都駅からゆっくり歩いたけど、今回は京阪祇園四条から小走りに急いで滑り込んだ。京都は観光客が戻ってきていて、四条通りは賑やかだった。

『モリコーネ 映画が恋した音楽家』
モリコーネは根底にずっとずっとコンプレックスを抱えていた人だったのだなあ。これはちょっと意外だった。映画音楽といえばモリコーネ、誰もがその名前を知っているほどの、何度もそのメロディを聴いたことがあるはずの、あのモリコーネが。発想と挑戦、プライドと真面目と几帳面とコンプレックス、いきなり涙腺を刺激するようなメロディとアレンジ、前衛的で実験的ではっちゃけた作品、どの面を切り取っても類い稀なるモリコーネさんだった。機会があればまた観たいと思った。翌日は一日中モリコーネさんを聴きながら仕事です。


  • きょうのYouTube:Ennio Morricone
    むかし買ったCDを探そうと思ったけど引越し時に棚に放り込んだまま整理してなくて諦めた。YouTubeで聴いている。こんなにいろんなタイプ、ジャンルの曲を作っているのに、モリコーネとわかるのは何故なのでしょうね。いや、わたしは正直そこまではわからないのだけど、映画の中で誰か(誰だっけ)が言っていた。最初の出だしの音でモリコーネとわかるって。